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製作工程

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1 使用人毛 − 艶々の黒髪使用

1975年ぐらいまでは全て日本人毛髪の「かもじ」を使用していましたが、段々と集めることが難しくなりました

以後は中国産毛髪を使用するようになりました。中塗くんや上塗りくん、極上くん、刷毛王は中国産毛髪を使用しています。

その後、中国の経済発展に伴い入手する毛髪も現在の日本産毛髪とほとんど変わらない状態になりました。

それならば、せっかくの日本の伝統工芸。日本人の髪毛を使用することにしました。

「がんばれ、ジャパン!」戻ろう、日本の髪へ!現代日本人髪毛使用です」

のキャンペ−ンを開始しました

美容・理容の仕事をしているわたしの親戚を通じて集めた現代日本人毛髪をチョイ塗りくんに使用開始しました。

さらには、父親八世 泉 清吉の代から続いている皆様からの髪のご寄付(漆刷毛ヘアドネ−ション)で集めています

 

2 毛洗い(けあらい)

煮立った熱湯で何度も良く洗い、流水ですすぎを繰り返します。

それをゆっくりと天日で干して乾かします。急いではいけません。

強い塩素で洗うところもありますが、私、広重(泉清吉)は塩素などの薬品は一切使用しません。

せっかくの人毛が痛んでしまうんらです。

細くなったり弱くなってしまうことはどなたもお分かりいただけると思います。

漆刷毛の製作工程−1−毛洗い


3 毛揃え(けぞろえ)   

洗い終わった人毛の長さを揃える作業です。この工程は一番単調でしかも根気のいる大変な作業です。

ですから、現代風アレンジでとしてこの工程を省いている向きもあります。わたくし、泉清吉は江戸以来の350年続く伝統技法で丁寧におこなっています。

さらに私は人毛の両端を裁断機で切断することも、一切しておりません。

上の写真のように、手で数十本ずつ人毛を揃えています。ここが違うところです。

上記の話は両端が切断されてある程度は揃っている中国からの輸入人毛の場合です。

チョイ塗りくんはトップの写真のような現代日本人髪毛を使用。「艶々の黒髪」です。

これを長さ別に揃える必要があります。

それには、江戸以来の伝統技法である、毛引き、毛揃えが必要なんです。

現代風アレンジの裁断機使用では現代日本人髪毛「艶々の黒髪」を扱うことは無理でしよう。

※「毛揃え」という説明語句は九世・泉清吉が考え、使い始めた言葉です 

昨今 無断盗用、使用頻発のため無粋な表示ご勘弁ください


漆刷毛の製作工程−3−毛固め2

4 毛固め(けがため)

漆刷毛の品質を決める、一番重要無な工程です。

仕事を始めたら終わるまで席を立てない大変な作業なのです。

人毛の半分をまず毛固めします。

刻々と乾いていく麦漆の状態をみて、ようやく手に持てるぐらいの状態で反対側を毛固めします。

これを現代風アレンジでは翌日など日にちをずらして行う向きもあります。乾いているので簡単に手で持てますから。

しかし、左右の継ぎ目がうまくいきませんね。泉清吉は30−50分程度の短い時間で返します。ここも違います。

※「毛固め」という説明語句は九世・泉清吉が考え、使い始めた言葉です 

昨今 無断盗用、使用頻発のため無粋な表示ご勘弁ください

 


漆刷毛の製作工程−5−板作り1

 板作り

1960年頃までは檜の丸太を東京・深川の木場の専門問屋より購入し、鋸、鉈を使って板作りをしていました。

現在では、製材所で所定の厚さの板にしてもらえるようになり、少し楽になりました

しかし、最終的には、鋸、鉋を使って、必要な長さに切り、巾寸法に加工し、平らに削ることは江戸時代から変わりません。

チョイ塗りくんの刷毛板には南洋檜(アガチス)を使用します。

中塗くんや上塗りくんにはアラスカ檜(スプルース)を使います。


6 巻込 (まきこみ)

この工程が2番目に大事なところです。

写真にように、紐を口にくわえて行う江戸以来の伝統技法です。これは引っ張り加減を口で直接に感じ取り、調製するためです。

次に、漆刷毛の巾に合わせて製作してあるクサビを表裏、上下と4枚打ち込んで締めていきます。

あぐらをかいて座っている自分の左膝を台として叩いていくのです。これも江戸以来の伝統技法。

現代風アレンジのようにわたしは台の上で叩いたりはしません。

こうすることで、クサビの入り方、紐の締め具合が体ではっきりと感じ取れるのです。 この作業も、1日やると立ち上がれないほどになってしまいます。

これらの工程でもわかるように、手、口、膝も使い、体全部が製作の大事な道具となります。万力やプレスなど使用していません。

 ここが現代風アレンジを行う他の漆刷毛師と大きく違うところ。

ちなみに2010年、40年間使い続けた左膝の半月板は割れてしまい2013年には歯も折れてしまいました。

父親・八世 泉清吉は、入れ歯になったら漆刷毛師は引退すると言い続けていました。 私も同じ覚悟でおります。

 

7 仕上

十分に乾燥の終わった漆刷毛を、鉋で徐々に板を削って薄く仕上げていきます。写真はまだ50歳代の若い私です (笑)

8 毛摘み  (けつみ)

ここも大事なポイントです。また、刷毛の出来具合の最終チェックでもあります。

切出した刷毛先を鉋で尖らせる作業です

尖らせた毛先を見て、板と毛板との接着状態、毛の密度の状態を確認します。


 

9 ほぐし・ゴミ出し

チョイ塗りくん、中塗くん、上塗りくん、極上くんは、すぐ使える漆刷毛と云うことが最大の特徴です。

一昔前までは毛先のたたき、ほぐし・ゴミ出しは半日から1日がかりの大変な作業でした。

引き受ける漆刷毛師もいませんでした。

私、九世・泉清吉が使い手から直接教わり、調べ、工夫してようやく手早くきれいに、しかも納得の価格でできるようになったのです。

叩かない日はないくらいに、毎日毎日叩いております。


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近年無断盗用、多発のため無粋な表示ご容赦ください

→毛揃え 毛固め 毛板 毛裁ち は漆刷毛説明語句として九世・泉清吉が考えだした造語です


 

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■工房・事務所での直接販売・見学は行っておりません。何卒ご了承ください。